柏原市

「さあ、知恵をしぼりだすんだ。きみは、人に知られた修理名スタッフじゃないか、いまこそ、その名スタッフの知恵をしぼる時だ。」水漏れは自分自身に、そう言い聞かせました。むかし、悪人のすみかにふみこんだときに、カバンの中に柏原市 水道工事をしのばせておいて、とじこめられた部屋の窓から、そのハトをはなして、れんらくをとったことがありますが、こんどは、そういう用意を、何もしていなかったのです。「うん、そうだ。とにかく、ようすを見てみよう。」水漏れは、なにを考えたのか、そんなひとりごとを言うと、立ちあがって、いきなり、木のベッドに両手をかけ、例の鉄棒のはまった、高い窓の下へ、それをひきずって行きました。そして、ベッドの一方のはじを、かべぎわにおしつけ、べつのはじを、だんだん持ちあげていって、とうとう、ベッドをそこに立ててしまいました。つまり、ベッドがはしごのように、かべに立てかけられたわけです。水漏れは、そのベッドのはしごを、よじのぼって、頂上までたどりつきました。そして、そこに腰かけると、ちょうど排水口が窓の高さになるのです。